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クロスフィット - CrossFit - とは
現在、人気急上昇中のクロスフィット - CrossFit - について、サッカー選手からクロスフィットトレーナーに転身された異色の経歴の持ち主である新崎直哉氏に数回に渡り、ご連載いただきます。 クロスフィット - CrossFit - はどのようなフィットネス・競技か? クロスフィットとは、日常動作(ファンクショナルムーブメント)を中心に毎回異なったトレーニングを高い強度で行うファンクショナルトレーニングプログラムです。基礎運動要素を10 個に分け、それぞれ万遍なくトレーニングをするのが特徴です。歩く・走る・起き上がる・拾う・持ち上げる・押す・引く・跳ぶなど、日常生活で繰り返し行う動作をベースにしたトレーニングにより、基礎体力アップとともに生活動作が楽になるのを実感できます。上記のような説明がクロスフィットの一般的な説明ですが、文章や言葉だけではうまくイメージしにくいかもしれません。どのフィットネスもスポーツも実際に体験してみないと本質は見えてこないと思います。 ベーッシックなクロスフィットは競技スポーツで例えるなら、ウェイトリフティング、パワーリフティング、体操競技、陸上競技を融合したものに近いかと思います。 クロスフィットジム(ボックス)の特徴 クロスフィットも常に進化しており、上記にプラスして水泳、ボディビルトレーニングやストロングマントレーニング、ストリートワークアウトをプログラミングに取り入れるジム(クロスフィットジムを通称ボックスとも言います)も増えてきています。もっと簡単に言うと、何でもやります!できないことを無くしましょう!何でもできる様にしましょう!といった感じです。多くのトレーニング要素を取り入れることができ、さらに高みを目指そうとするフィットネスですが、各ジムによってプログラミングが異なり、設備によって、できる事とできない事はあるので、クロスフィットと言っても全てのジムが同じではなく、それぞれのジムに特徴があるという事を理解する必要があります。 クロスフィットジム(ボックス)のクラス クラスの流れはどうなっているのでしょうか?クロスフィットは基本的にはグループクラスです。ウォームアップ→スキル→ストレングス・ウェイトリフティング→ワークアウト→クールダウンが一般的な流れですが、この流れもボックスによって異なります。時間は60分間が基本的な1クラスの時間になっている事が多いです。 クロスフィットの魅力 60分間しかやらないの?と思った方!是非体験してみてください。短時間で「もうこれ以上できないかもしれない」という経験ができると思います。これが1 つクロスフィットの狙いです。なぜそこまで追い込むのかは、クロスフィット認定ジムに行くと解決すると思います。クロスフィットが何か特別な事をしているわけではありません。運動初心者でも、やったことのある動きや、目にした事のある動きが多いはずです。初めてクロスフィットを見て驚くのは、WOD(その日のワークアウト)を見た時だと思います。このWOD がクロスフィットの象徴みたいなものだと思います。年齢・性別関係なく、皆が重りを持ち上げたり、走ったり、飛んだり、懸垂したりと多くの情報が視界に飛び込んできます。その中でコーチが声を出し、中には叫んでいる人もいるかもしれません。そしてワークアウトの後には皆がぶっ倒れる。しばらくすると、笑顔で清々しい顔になる。この流れが「何だコレは!?」となる理由だと思います。WOD は毎日異なり、ワークアウトの時間は平均すると10〜15分ぐらいです。この短い時間で肉体的にも精神的にも多くの体験をするわけです。先程も述べたように、他のフィットネスやスポーツと同じでクロスフィットも体験してみないとわかりません。 クロスフィット競技 クロスフィットはフィットネスとしてだけではなく、競技としての側面もあります。競技では世界で一番何でもできる、男女、チームを決めます。競技内容は毎年変わり、当日発表のワークアウトや、毎年何かしらのサプライズがあるため選手は、どんな種目にも対応できるようにトレーニングしておかなければなりません。もしかしたら1度もやっと事のない動きが出でくる可能性もあるため、世界で結果を出すには、かなり高いレベルでの対応力、応用力が必要になります。ただスポーツとして見るのもいいですが、クロスフィットに少しでも触れた後では見方や感じ方が変わってくるので、競技としてのクロスフィットを見る前に是非一度クロスフィットを体験してみてください。
クロスフィット - CrossFit - とは
現在、人気急上昇中のクロスフィット - CrossFit - について、サッカー選手からクロスフィットトレーナーに転身された異色の経歴の持ち主である新崎直哉氏に数回に渡り、ご連載いただきます。 ...

長谷川式バルクアップトレーニング法
今年も残り少なくなってきましたね。私、長谷川直輝は12月30日トレーニング納めとなりました。今回は長谷川式バルクアップトレーニング法と2017年のどれだけ記録が変化したのかを書いていきます。 バルクアップトレーニングの基本である肩甲骨の動き私の身体の大きさから判断されますと、かなりハードなトレーニングを行ってるというイメージが強いと思います。しかしながら、トレーニングは週4回で、そのうち補助トレーニングは週2回しか取り入れておりません。何故これだけの低頻度でバルクアップ出来るかというと全ては身体の使い方、とくに肩甲骨です。補助トレーニングでのフォームを作る際肩甲骨の位置を上手く調整する事によって一番効かせらるポイントを見つける事ができます。少しでもずれると効果は大きく変わってしまいます。肩甲骨の位置調整をする事によって10reps追い込んだ分を5repsで出来るようになります。もっと上手くなればそれ以下のrep数で済ませられます。rep、セットを短縮できる事によって多部位のトレーニングが出来ると言う事です。私も最初からこれができたわけではなく、訓練することにより身につけました。その訓練方法は肩甲骨を最も使うベンチプレスで行います。ベンチプレスでバーベルのシャフトを降ろす時にしっかりと肩甲骨が動いて収縮する感覚を身につけます。この感覚と実際の動きが最も大切で、身につけられますとバルクアップへの最短距離になると私は考えております。 肩甲骨の動きはベンチプレスの記録も向上します肩甲骨の動きが良くなることにより、バルクアップだけでなくベンチプレスの記録も向上します。私も訓練によりさらに肩甲骨の動きが良くなったことから、ベンチプレスの記録がノーギアで210kgから222.5kgと12.5kgも伸びました。フルギアは試合ベストを300.5kgから307.5kgへ7kgも記録を更新する事が出来ました。 肩甲骨の動き改善によるベンチプレス記録向上比較動画 ごあいさついつも長谷川直輝のブログを読んでくださってありがとうございます。来年もトレーニング論などを皆様に発信出来たらと思います。良いお年をお迎えください。
長谷川式バルクアップトレーニング法
今年も残り少なくなってきましたね。私、長谷川直輝は12月30日トレーニング納めとなりました。今回は長谷川式バルクアップトレーニング法と2017年のどれだけ記録が変化したのかを書いていきます。 バ...

ボディメイクにおけるバルクアップ方法
筋トレを一生懸命行っていて食事もしっかりととっているはずなのになかなか筋肉がつかないとお悩みの方はいらっしゃらないでしょうか?それ、やり方が間違っているかもしれません。ボディメイクを行う上で最も重要なバルクアップ(筋肉をつける)のやり方についてパーソナルトレーナーの長谷川直輝氏に解説、ご連載いただきます。長谷川直輝氏はパーソナルトレーナーとして有力な選手のサポートを行っていだけでなく、自身もベンチプレスジュニア世界チャンピオンのタイトルをお持ちです。また、非常にバルキーな身体の持ち主でもありますので長谷川氏のノウハウはなかなか体重が増えない方にとって参考になります。 パーソナルトレーナー長谷川直輝の来歴 皆さん初めまして。パーソナルトレーナーの長谷川直輝です。 この度、武器屋さんで記事を書かせていただくことになりました。 初回ですので私のトレーニング歴史、変貌をお伝えしていこうと思います。 初期のトレーニング トレーニングを始めたのは高校2年生(17歳)の始め頃、強くてカッコイイ身体になりたいと思いレスリング部の友人から誘いをうけ始めたのがきっかけです。 スポーツ経験はよく格闘技、ラグビーなど聞かれる事が多いですが実は卓球のみです。 トレーニング経験がほとんど無かった為、筋肉は全くありませんでした。 身長173cm、80kgのぽっちゃり体系で、初めてのベンチプレスは30kgで1回が限界でした。 当時のトレーニングは内容は知識も無かった為、週3ペースでマシントレーニングメインでした。 特にフォームも意識せず、マシーントレーニングに打ち込み、最後に有酸素30分を行っていました。 食事についても単純に米やタンパク質の量を減らすだけのカロリーオフ法を行っていました。 フリーウェイトのトレーニングを開始 トレーニングを始めて半年で80kgあった体重が72kgまで落ちましたがパワーがつかず、弱いと言われたのがきっかけでここからフリーウェイトも開始しました。 この時のメニューはあらゆる種目をハイボリュームのセット数と回数でさらに筋肉に効かせるネガティブトレーニングでひたすらに行っていました。 当時トレーニングノートの画像です。 とにかくパワーを付けるために、食事内容を主食、副菜、主菜を一般家庭くらいの量に戻しトレーニング後はプロテインを40g摂取していました。 1年のトレーニングでベンチプレス100kg達成、そしてベンチプレス競技の道へ パワーを付けるトレーニング方法に変えてから1年でベンチプレスは100kgで1回があがるようになりました。 高校卒業までにベンチプレスは120kgで1回あげることができるようになりました。 強くなる楽しさを見つけベンチプレスが好きだったので21歳の時にK'sGYM横浜が出来たのがきっかけで競技を始める運びとなりました。 トレーニングによる身体とベンチプレスの移り変わり トレーニングを始めてからどれだけ挙上記録と身体が変わったのかを画像と共にお見せしたいと思います。 トレーニングを始める前で体重80kg ベンチプレス30kg 4年後 体重83kg ベンチプレス ノーギア190kg、フルギア261kg 7年後(現在)体重93kg ベンチプレス ノーギア222.5kg、フルギア320kg(練習ベスト)...
ボディメイクにおけるバルクアップ方法
筋トレを一生懸命行っていて食事もしっかりととっているはずなのになかなか筋肉がつかないとお悩みの方はいらっしゃらないでしょうか?それ、やり方が間違っているかもしれません。ボディメイクを行う上で最も...

フィットネス競技の違いについて(初心者向け情報)
最近流行のフィットネス競技の違いにつきまして、ボディビルディング日本クラシック165cm級3位の実績を持つ現役ボディビルダーの宮島望氏にご寄稿していただきました。宮島氏は三重県ボディビル・フィットネス連盟理事長 を務められ、JBBF公認B/F1級審査員、公認1級指導員でもあるため現役選手の目線からだけでなく、審判の目線からも競技の特性について解説していただきます。 フィットネス競技のカテゴリーについて ボディビル ポージングパンツを着用する。全身の筋肉の発達と皮下脂肪の少ない研ぎ澄まされた筋肉美を競うが、バランスの良さも重要で例えば上半身に比べて下半身の筋肉量が不足していたりすると高い評価は得られない。規定ポーズとフリーポーズがあり、フリーポーズには力強さに加えて芸術性も求められる。 フィジーク 男子と女子で大きく異なる。男子のフィジークはハーフパンツを着用し、均整の取れた筋肉美を競う。ボディビルのように過度に発達した筋肉は評価を得られないことがある。腰に手を当てたポーズが基本であり、ボディビルのように複数の規定ポーズやフリーポーズは行われない。女子のフィジークはポージングスーツを着用し足元は裸足である。ボディビルと同様に発達した筋肉美を競うが、男子のような力強さよりも女子らしいしなやかさを伴ったポージングが求められる。フリーポーズも女子らしさと芸術性が必要である。 ボディフィットネス(フィギュアとも呼ばれる) 女子フィージークとほぼ同じポージングスーツとハイヒールを着用する。筋肉美の視点は女子フィジークとほぼ同様だが、規定ポーズ、フリーポーズが無いのでスポーティーな振る舞いが重視される。 ビキニ ビキニスーツとハイヒールを着用する。肉体的には女子らしい丸みを帯びたボディラインが求められ、女子フィジークやボディフィットネスほどの筋肉量や皮下脂肪の少なさは評価されないことがある。ウォーキングやポージングではエレガントな振る舞いが重視される。 フィットネス 男女ともに競技エアロビクスのようなパフォーマンスラウンドと筋肉美を競うラウンドがある。パフォーマンスではフィットネスのあらゆる要素を盛り込むことが求められ、コスチュームの自由度が高いのでエンターテインメント性が高い競技である。 ベストボディジャパン 男子は専用のボクサーパンツ、女子はセパレートのスーツを着用。健康的な「カッコよさ」を競う大会であるが男子には適度に発達した筋肉が求められ、とりわけ腹筋のシックスパックは重要視される。女子は健康的なボディラインの美しさと女子らしい振る舞いが求められる。男女ともフリーポーズは行われない。 モデル系サマースタイルアワードなどで行われ、均整の取れた筋肉美に加えてルックス、立ち居振る舞いが重視される。過度な筋肉の発達は求められない。コスチュームは各団体によって異なる。 日本の主なフィットネス団体 【JBBF 日本ボディビル・フィットネス連盟】 ・組織の特色1955年設立の日本最大の組織、ほぼ全国に地方組織がある。関連団体として日本社会人ボディビル・フィットネス連盟がある。選手登録方法はJBBF加盟クラブに所属するクラブ登録と個人登録がある。 ・種目男子ボディビル 女子フィジーク ミスボディフィットネス フィットネスビキニ 男子フィジーク 男女フィットネス ・大会実施状況地方連盟による都道府県大会、地方ブロックによるブロック大会、JBBFによる全国大会がある。地方連盟主催のオープン大会には他団体の選手も限定登録で参加できる。近年海外の大会への選手派遣、自費参加にも積極的である。 【NPCJ 一般社団法人NPCJ】 ・組織の特色2015年に設立された新しい団体である。競技にエンターテインメント性を加味した多種多様なカテゴリーの大会に特徴がある。選手はジム所属、個人、国籍を問わずあらゆる大会に参加できる。選手にはポイントによるランキング性を導入している。 ・種目ボディビル 男子フィジーク 男子アスリートモデル 男子フィットネスモデル フィギュア ビキニ 女子アスリートモデル キッズ&ファミリーフィジークなど ・大会実施状況ブロック大会、各種オープン大会、全国大会があり、海外の団体と提携した大会も実施されている。 【ベストボディジャパン 一般社団法人ベストボディジャパン協会】 ・組織の特色2013年設立、健康的なカッコよさを競う大会を全国各地で開催している。体格ではなく年齢別で競うという特徴がある。大会の参加はネット経由でおこない書類および写真選考があり、ジム所属、個人、居住地、国籍を問わず参加できる。 ・種目男女ベストボディジャパン ベストフィジークジャパン ベストビキニジャパン 男女モデルジャパン 男女ベストボディスーパーモデル ・大会実施状況全国の主な都市で開催されている。※選手はどの都市の大会でも参加できる。 【サマースタイルアワード サマースタイルアワード実行委員会】...
フィットネス競技の違いについて(初心者向け情報)
最近流行のフィットネス競技の違いにつきまして、ボディビルディング日本クラシック165cm級3位の実績を持つ現役ボディビルダーの宮島望氏にご寄稿していただきました。宮島氏は三重県ボディビル・フィッ...

ドーピングについて自分で調べる方法
選手自身がドーピングに当たる成分を調べる方法です。いくつかありますが、1つを除いては難しいです。 Global DROGlobal DROはウェブ上でドーピングにあたる物質を調べることができます。しかし、Global DROは一般の方には難しい専門家向けのサイトです。医療用医薬品(医者から処方せんでもらう薬)の成分だけが検索にヒットします。医者からもらった薬でも漢方薬や生薬はヒットしません。さらに、OTC(処方せん無しの医薬品)もヒットしない成分があるため、一般の方には判断が難しいです。マレイン酸カルビノキサミンというOTCの成分を検索してみた例です。クリックで画像拡大します。 パブロンSα微粒などのOTCかぜ薬に入っている鼻水などをおさえる成分です。鼻水をおさえる成分(ヒスタミンブロッカー)はドーピングで引っかかる成分に当たりませんが、日本語名称の検索ではGlobal DROでは答えがでないため薬の知識のある専門家でないと大丈夫かどうかわかりません。英語で検索すると答えが出ましたが、英語の名称まで把握して調べるのは現実的には難しいです。 薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック日本薬剤師会のホームページに掲載されています。成分名と商品名の両方が書かれているため非常に調べやすくおすすめです。ただし、毎年1月1日から始まる新ルールに対応したバージョンがでるまでが遅いので新年が始まってから古い情報で対応しないといけないことになります。 禁止表国際基準JADAのホームページに掲載されています。禁止の例が一例だけしか表示されていないカテゴリーがあるため一般の方が利用するのは非常に難しいです。 まとめ薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブックが調べる方法としては最も良いです。しかし、更新スピードを考えますと完璧ではありません。調べても分からない時は自己判断せずスポーツファーマシストに相談しましょう。 ※本ブログはアンチ・ドーピングの解説書の記事を簡易な表現にリライトした内容です。
ドーピングについて自分で調べる方法
選手自身がドーピングに当たる成分を調べる方法です。いくつかありますが、1つを除いては難しいです。 Global DROGlobal DROはウェブ上でドーピングにあたる物質を調べることができます...

ドーピング違反しないために
皆さんはドーピングと聞いてどんなイメージを持たれているでしょうか。決して良いイメージでは使われない言葉です。それが故に、よくテレビやネット上では「うっかりドーピング」という造語とともにまるで選手が被害者であったかのような印象を受ける表現方法が見られます。アスリートとしてドーピング違反とどう向き合うのか。そんなテーマについて書きたいと思います。 ドーピング違反とはドーピング違反とはWADA(世界アンチ・ドーピング機関)が定めるコード(決まり)に抵触する行為をアスリートが行ったことです。ドーピング違反になる薬物いわゆる禁止物質を使用してそれが検査で出てしまった例は最も分かりやすい例です。しかし、禁止物質の使用以外にもドーピング違反に該当する場合があります。 全てのアスリートがドーピング検査の対象とはならない国内のスポーツ選手であればそのスポーツがJADA(日本アンチドーピング機構)に参加している必要があります。逆に言えば、JADAに加盟していなければドーピング違反という概念が適用されません。ドーピング検査が適用されるスポーツを行っている方はドーピング検査を行われないスポーツ選手との交流は価値観が完全に異なるため極めて注意してください。 ドーピング違反しないためには 個別の問題(これが引っかかる、これは大丈夫)以前に大切なことがあります。検査結果については選手自身が全責任を負う。この考え方がアンチ・ドーピングの大原則です。どんな理由があろうと最終的に体内に入れると判断したのは選手自身という考え方です。ドーピング検査を受ける可能性の方は医薬品やサプリメントを摂取する前にそれが本当に体内に入れて良いかどうか考える必要があります。 体内に入れてからでは欠場するしかない仮に禁止物質を摂取してしまった場合で対象の試合がドーピング検査を行われるのであれば選手の自己判断で欠場するしかありません。試合出場を強行して検査結果で黒となった場合はその試合の結果を失い、数年間の出場停止となります。 何より、この一回の違反だけのために今まで築いた信用が全て無くなってしまいます。 スポーツ協会はドーピング違反見込みでは出場を規制できない例え前項のような検査に当たれば確定で黒になるような状況であっても「選手の善意」に頼り、自粛していただくことになります。ほとんどのスポーツ協会が見込みでは参加を規制することはできません。(全てのスポーツ協会が規制できないわけではありません。ご注意ください。)陽性=黒の結果を出してしまった選手のみ出場を規制することができます。 クリーンであり続ける日本選手日本のドーピング違反の結果はJADAの規律パネル決定報告のページで公開されています。日本での検査数は毎年5500件前後ですが、毎年数件のドーピング違反者が出ています。確率的には約0.18%で、ほぼ無いに等しいくらいの優秀な数字ですが、裏を返せば99.8%の選手は違反ではなく、違反しないことのほうが普通なのです。 まとめドーピング違反しないためには全て自己責任であるということを認識していただき、身体に入れる前に大丈夫かどうか確認を行うというのが最も大切です。違反者は毎年出続けていますが、一方では何回ドーピング検査を受けても全く引っかからない選手もいます。引っかからない選手の方が圧倒的大多数です。では、その圧倒的大多数でい続けるには具体的にどうしていくのか?本ブログで今後連載していきます。 ※本ブログはアンチ・ドーピングの解説書の記事を簡易な表現にリライトした内容です。
ドーピング違反しないために
皆さんはドーピングと聞いてどんなイメージを持たれているでしょうか。決して良いイメージでは使われない言葉です。それが故に、よくテレビやネット上では「うっかりドーピング」という造語とともにまるで選手...