ONI IRONHOLD PROを含む鬼プロシリーズは、身体機能の専門家や国内トップ選手の徹底監修のもと、パワーリフティングの成績向上を目指し、妥協のない市販製品最高性能を目的として開発を続けています。
すでに多くの選手から既存製品をはるかに超えるゲームチェンジャーであるとお褒めのお言葉をいただく一方で、既存製品と比較して想定していたよりもしっくりとこないというお声もいただきます。
しかしながら、ゲームの世界と違い現実の世界では強力なアイテムを購入して装備するだけでは本来の効果が発揮されないことはあり、特にスポーツ用品は種目を問わずその傾向が顕著です。製品の特性と身体の特性を理解してマッチさせ、製品の効果を最大限に引き出す必要があります。
そこでアイアンホールドプロの開発アドバイザーであり、理学療法士の三永隼人氏にアイアンホールドプロの効果をさらに高めるためのポイントを4つのパターンに分けて解説していただきます。
履き方における重要な3ポイント
1 靴紐の通し始め
2 靴紐をどこまで通すか
3 ベルトを上下どちらを締めるか
A.とにかく踵を安定させたい人
靴紐は上から下へ交互に通します。四つ目の穴だけ下から上へ通し、五つ目はクロスさせず同じ側に通します。四つ目と五つ目の穴の間に縦紐があるため、五つ目の穴から出た紐を縦紐の下に通します。最後に通常の蝶々結びをします。
ベルトは上をしっかり締め、下は緩めるか外しても構いません。
B.踵も安定させたいが、足の甲にフィット感を求める人
靴紐は下から上へ交互に通します。五つ目はクロスさせず同じ側に通します。四つ目と五つ目の穴の間に縦紐があるため、五つ目の穴から出た紐を縦紐の下に通します。最後に通常の蝶々結びをします。
ベルトは上をしっかり締め、下は緩めるか外しても構いません。
C.つま先側を安定させ、足の甲にフィット感を求める人
靴紐は下から上へ交互に通します。四つ目の穴まで通したら、五つ目の穴には通さず、そのまま通常の蝶々結びをします。
ベルトは下をしっかり締め、上は緩めるか外しても構いません。
D.つま先側を安定させ、足の甲は自由に動かしたい人
靴紐は上から下へ交互に通します。四つ目の穴まで通したら、五つ目の穴には通さず、そのまま通常の蝶々結びをします。
ベルトは下をしっかり締め、上は緩めるか外しても構いません。このタイプでは、あらかじめベルトをある程度締めてから足を入れるのも効果的と思われます。
まとめ
靴の履きやすい履き方は存在し、性能が高い靴であればあるほど最適な履き方ができていないと製品本来の性能が発揮できません。
製品の効果を実感している方も今ひとつ体感できていない方もさらに製品の効果を高めるべく履き方も一度カスタマイズされてみて下さい。
理学療法士
三永隼人