【ダンベルリバースフライ女性編】背中痩せの仕上げに最適な筋トレ方法

【ダンベルリバースフライ女性編】背中痩せの仕上げに最適な筋トレ方法

ダンベルリバースフライのやり方とポイントを、動画をまじえながら解説します。

■ダンベルリバースフライが効果のある筋肉部位

●背筋中央部に効果がある

torso-muscles-woman-front-white_20180129_1186264317-tile.jpg

ダンベルリバースフライは、僧帽筋や広背筋中央部など背中の中央ラインに効果的で、女性の背中痩せや美姿勢つくりに有効です。

■ムキムキにならず綺麗にやせる負荷設定

●15回~20回の反復で限界がくる負荷回数で行う

1022_Muscle_Fibers_(small).jpg

筋肉を構成する筋繊維には、持久筋(筋繊維TYPE1)・瞬発筋タイプ2a(筋繊維TYPE2a)・瞬発筋タイプ2b(筋繊維TYPE2b)があり、それぞれの特徴と鍛え方は以下の通りです。

○持久筋(筋繊維TYPE1):60秒以上の持続的な運動に使われる筋繊維で、鍛えても筋肥大せずに筋密度が向上します。酸素消費遅筋(SO筋)とも呼ばれ、20回以上の反復動作で限界がくる重量・回数設定でトレーニングします。

○瞬発筋タイプ2a(筋繊維TYPE2a):30~60秒前後の運動に使われる筋繊維で、鍛えるとやや筋肥大します。酸素消費速筋(FO筋)とも呼ばれ、15回前後の反復動作で限界がくる重量・回数設定でトレーニングします。

○瞬発筋タイプ2b(筋繊維TYPE2b):30秒以内の瞬発的な運動に使われる筋繊維で、鍛えるとよく筋肥大します。グリコーゲン消費速筋とも呼ばれ、10回前後の反復動作で限界がくる重量・回数設定でトレーニングします。

このことから、女性の引き締めトレーニングは、20回以上の反復動作で限界がくるような軽めの重量設定で行えばよく、そうすればムキムキに筋肉がついてしまうことなく綺麗に引き締まります。

なお、バストアップやヒッピアップなど、部位的にボリュームを上げたい箇所は15回前後の反復ができる中負荷トレーニングを行います。

■ダンベルリバースフライのやり方とポイント

●肘を動かさず肩甲骨を寄せる

ダンベルリバースフライは、少し効かせるのが難しい種目ですが、大切なポイントは二つあり、「肘を動かさない」ことと「肩甲骨を寄せる」ことが重要です。

肘を動かしてしまうと、負荷が二の腕裏側の上腕三頭筋に逃げてしまいますので、肘の角度は固定し、肩関節から先は動かさないようにしてください。

また、肩甲骨を寄せることも重要で、肩甲骨を寄せずに動作を行うと、負荷の多くは三角筋後部にかかってしまいます。しっかりと肩甲骨を寄せるイメージで行ってください。

なお、背中が丸まっていると背筋群が完全に収縮しませんので、胸を張り、前を見て構えることが効かせるコツです。

【本種目のやり方とフォームのポイント】

①前傾姿勢を作り、腕を下ろした位置でダンベルをグリップして構える

②肩甲骨を寄せながら、肘は伸ばしたまま両手を後ろに開いていく

③腕を開いたら、肩甲骨をしっかりと寄せて背筋群を完全に収縮させる

④ゆっくりと筋肉に負荷をかけながら元に戻る

■あわせて行いたい種目

●ワンハンドダンベルローイング

ダンベルリバースフライは、背筋群の仕上げトレーニングですので、事前にダンベルローイングなどの背筋群総合種目を行うと、さらに効果が高まります。また、ダンベルローイングには数多くのバリエーションがありますが、女性におすすめなのは片手をついて行うワンハンドダンベルローイングです。

ワンハンドダンベルローイングは片手で行うため、両手で行うダンベルローイングのバリエーションに比べると可動域が広くとれ、背筋群を最大伸展→最大収縮させられることが大きなメリットで、集中的な背中痩せを狙う場合に、ぜひ取り組んでいただきたい種目です。

まず、片手と片膝をついて体勢を安定させ、胸を張り背中を反らせて斜め上方を見るニーベントスタイルをとります。そこから、できるかぎりダンベルを低く下ろして背筋群を最大伸展させ、そこから肩甲骨を完全に寄せる位置までダンベルを引き上げて、背筋群を最大収縮させます。

なお、手と膝をつく台の高さが低いと、背筋を最大伸展させる位置までダンベルを下ろせませんので、台の高さは膝の高さ前後を目安にして選定してください。

●ダンベルショルダーシュラッグ

ダンベルリバースフライとあわせて行いたいのが、僧帽筋に集中的な効果のある仕上げ種目のダンベルショルダーシュラッグです。

ダンベルショルダーシュラッグのもっとも大切なポイントは、僧帽筋以外の筋肉を動かさず、僧帽筋だけに集中的に負荷をかけることです。このためには、上半身を後ろに傾けたり、肩関節を動かしたりせずに、肩甲骨を寄せる動作だけを行うことが大切です。

■おすすめのダンベル

ダンベルには色々な種類がありますが、女性におすすめなのが下記のようなアーミーダンベルです。自由に重さが変えられ、錆びることも転がることもなく、見かけもお洒落で流行のダンベルです。

20170701042918904.jpg

筆者の運営するジムで実際に使用しているアーミーダンベルを分解撮影し、その構造と重量の組み方や使い方を詳しく解説したのが下記の記事です。是非ご一読ください。

▼関連記事

【当ジムおすすめの女性用ダンベル】シングルタイプから流行のアーミータイプまで詳しくご紹介

■女性におすすめの筋トレグッズ

下記の記事では、女性におすすめの筋トレグッズを、実際に筆者の運営するジムで使用しているものを中心に、自宅用・ジム用それぞれに厳選してご紹介しています。トレーニングパフォーマンスを高めてダイエット効果を効率的に得るためには、道具選びもとても大切な要素です。是非、ご活用ください。

▼関連記事

【女性におすすめの筋トレグッズ】自宅~ジムマシントレーニング用品をご紹介

■ダンベルトレーニングの基礎知識

●ダンベルトレーニングの長所と短所

ダンベル筋トレは複数の筋肉を同時に高重量で鍛えるコンパウンド種目から、個別の筋肉をじっくり鍛えるアイソレーション種目まで種目数が豊富で、自宅筋トレでは中心となるトレーニング法です。また、バーベル筋トレよりも可動域が広くとれるというのも大きな長所です。

逆に、片手でウエイトを保持するため安定が悪く、バーベルやマシンでの筋トレに比べるとウエイトが扱いにくくなります。また、ダンベルやベンチ類など器具をそろえる必要もあります。

しかしながら、自宅で本格的にダイエットトレーニングをしようと思えば、やはりダンベル筋トレが優れています。

なお、他のダンベルトレーニングメニューについては、下記の種目別解説記事をご参照ください。

■ダンベルトレーニング全種目一覧

ダンベルプレス

ダンベルフライ

ダンベルプルオーバー

ダンベルショルダープレス

ダンベルアップライトロー

ダンベルフロントレイズ

ダンベルサイドレイズ

ダンベルリアラテラル

ダンベルキックバック

ダンベルデッドリフト

ダンベルローイング

ダンベルシュラッグ

ダンベルリバースフライ

ダンベルグッドモーニング

ダンベルカール

ダンベルクランチ

ダンベルレッグレイズ

ダンベルサイドベント

ダンベルスクワット

ダンベルフロントランジ

ダンベルサイドランジ

ダンベルレッグエクステンション

ダンベルレッグカール

ダンベルカーフレイズ

Back to blog