【ダンベルトライセプスプレス】上腕三頭筋と大胸筋上部の筋トレのやり方とコツを解説

【ダンベルトライセプスプレス】上腕三頭筋と大胸筋上部の筋トレのやり方とコツを解説

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ダンベルトライセップスプレス(リバースグリップダンベルベンチプレス)は逆手で行うダンベルプレスで、効率的に上腕三頭筋を鍛えることのできるダンベル筋トレです。また、その腕を押し出す軌道が、やや斜め上方向になることから、大胸筋上部にも効果的です。

そのダンベルトライセップスプレスのやり方とコツについて動画つきで解説します。

■ダンベルトライセプスプレスが効果のある筋肉部位

ダンベルトライセプスは上腕三頭筋(長頭・内側頭・外側頭)に効果のあるダンベルトレーニング種目です。また、肘を閉じ気味に挙上すると長頭に、やや開き気味に挙上すると内外側頭に負荷がかかります。

また、腕を押し出す軌道が体幹に対してやや斜め上方になるため、大胸筋上部にも高い効果のある種目です。

●上腕三頭筋の英語名称・構造・部位詳細・起始停止

Triceps_brachii_muscle07-3.png

読みかた:じょうわんさんとうきん

英語名称:triceps

部位詳細:長頭外側頭内側頭

起始:肩甲骨関節下結節上腕骨後面上腕骨後面

停止:尺骨肘頭

●大胸筋の英語名称・構造・部位詳細・起始停止

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読みかた:だいきょうきん

英語名称:pectoralis major muscle

部位詳細:上部中部(内側)下部

起始:鎖骨の内側胸骨前面第2~第6肋軟骨腹直筋鞘前葉

停止:上腕骨大結節稜

■ダンベルトライセプスプレスのやり方とコツ

通常のダンベルプレスと逆手にダンベルプレスを持つことで上腕三頭筋に負荷が集中します。上腕三頭筋をターゲットにした場合のポイントは肩甲骨を寄せて、背筋で上体を固定し動作を行うことです。また、肘をあまり広げると大胸筋に刺激が逃げてしまいますので気をつけてください。

逆に、大胸筋上部をターゲットにする場合は、やや肘を開き気味に動作を行います。

【本種目のやり方とフォームのポイント】

①ベンチに仰向けになり、肩甲骨をしっかりと寄せ、胸の上に逆手でグリップしたダンベルを上げて構える

②肩甲骨を寄せたまま、ダンベルを下ろしていきますが、肩のラインよりも頭側には下ろさないように注意する

③ダンベルをできるだけ深く下ろしたら、肩甲骨を寄せたまま、肘をあまり外に張り出さずに、腰を浮かせないように注意してダンベルを押し上げる

■ダンベルトライセプスプレスの目的別の重量負荷設定

筋トレで鍛える骨格筋を構成している筋繊維には以下の三種類があり、それぞれの特徴は次の通りです。

①速筋繊維TYPE2b

約10秒前後の短い時間に爆発的・瞬発的な収縮をする特徴があり、トレーニングにより強く筋肥大します。10回前後の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。

②速筋繊維TYPE2a

10~60秒ほどのやや長時間で瞬発的な収縮をする特徴があり、トレーニングによりやや筋肥大します。15回前後の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。

③遅筋繊維TYPE1

60秒以上数分・数時間の持続的・持久的な収縮をする特徴があり、トレーニングにより筋肥大せずに筋密度が上がります。20回以上の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。

つまり、筋肥大バルクアップ目的なら①、細マッチョ筋トレや女性の部分ボリュームアップ目的なら②、減量引き締めダイエット目的なら③、の負荷回数設定で筋トレを行っていきます。ただし、腹筋郡・前腕筋郡・下腿三頭筋など日常での使用頻度が高い部位は、基本的に20回以上高反復回数で鍛えます。

なお、腹筋・ふくらはぎ・前腕の筋肉は、比率として遅筋繊維の割合が高いので、基本的に20回以上の高反復回数で鍛えてください。

■おすすめのダンベル

●ラバータイプかアーミータイプがおすすめ

ダンベルには主にアイアン・クローム・ラバー・アーミー等の種類がありますが、男性ならラバーダンベル・女性ならアーミーダンベルがおすすめです。

▼ダンベルの種類と特徴

【おすすめダンベル一覧】国内主要メーカーのアーミー・アイアン・ラバータイプの比較カタログ

■おすすめの筋トレグッズ

●手首保護にリストラップを

押す筋トレではどうしても手首に強い負担がかかってしまいますので、リストラップはぜひとも使用したいアイテムです。そして、入手するのであれば、普及品とは違い屈強なサポート力のあるリストラップを強くおすすめします。

▼リストラップとは?

【おすすめのリストラップ】初心者むけに使いやすい長さやリストストラップとの違いも解説

●握力補助にパワーグリップを

上半身の引く筋トレで初心者の方に多く見られるのが「先に握力がなくなって追い込めない」というケースです。筋トレは101%で行ってはじめて成果がでます。パワーグリップを使用して引くトレーニングの効率を上げることをおすすめします。

▼パワーグリップとは?解説記事

【おすすめのパワーグリップ】使い方の解説と男性・女性どちらにも快適なアイテム紹介

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【ダンベル筋トレメニュー】自宅で筋肥大する一週間の初心者むけプログラム

■ダンベルトレーニング全種目一覧

ダンベルプレス

ダンベルインクラインプレス

ダンベルデクラインプレス

ダンベルフライ

ダンベルインクラインフライ

ダンベルデクラインフライ

ダンベルローイング

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ダンベルショルダーシュラッグ

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