腕橈骨筋(Brachioradialis muscle|わんとうこつきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。
腕橈骨筋の構造と作用
腕橈骨筋は前腕部外側に位置する前腕伸筋群のなかでも最大の筋肉で、肘関節屈曲と前腕回旋の作用を持っています。
腕橈骨筋(わんとうこつきん、brachioradialis muscle)は人間の腕の筋肉で肘関節の屈曲、前腕を回内回外位から半回内位に回旋を行う。
腕橈骨筋の鍛え方
腕橈骨筋は、肘関節屈曲動作をともなうトレーニング種目のなかでも、手の平が向き合うグリップ(ハンマーグリップ)や手の平が下を向くグリップ(リバースグリップ)での種目で鍛えることが可能です。
また、リストハンマー・リストカール・リストスピネーションといった前腕トレーニング種目で集中的に負荷を加えることが可能です。
リストハンマー・リストカール・リストスピネーションの実施方法
腕橈骨筋が関与するトレーニング種目
腕橈骨筋が関与するトレーニング種目は以下の通りです。
▼動画つき解説sfphes.orgより
肘関節の構造と周辺の筋肉
肘関節を構成する骨
肘関節は上腕骨・橈骨・尺骨の3つの骨から構成されており、それぞれ腕橈関節(上腕骨と橈骨)、腕尺関節(上腕骨と尺骨)、上橈尺関節(橈骨と尺骨)と呼ばれる3つの関節からできている複関節です。
肘関節(ちゅうかんせつ)は、肘にある関節。肘関節は上腕骨と橈骨、尺骨から成る関節であり複関節に分類される。蝶番関節としても分類される。
肘関節を構成する筋肉と周辺の筋肉
肘関節は、前腕屈筋群に属する円回内筋・橈側手根屈筋・尺側手根伸筋・長掌筋・浅指屈筋、前腕伸筋群に属する長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋・総指伸筋・小指伸筋・尺側手根伸筋・回外筋、および上腕伸筋群に属する肘筋から構成されています。
また、周辺の筋肉として上腕三頭筋・上腕二頭筋・上腕筋・肘筋があります。
肘関節を構成する筋肉と周辺の筋肉の鍛え方
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